阿武隈 twitter版

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    雨が降って風が上がった

    7月5日 日曜 曇り時々雨 南の風 風力5(阿武隈独自基準)

    1245、出港。ジブセイルとフルメインの組み合わせで帆走。南からの風はそれほど強くない。南の風だが午前中はほとんど吹いていなかったおかげで海面はフラット。雲が全天を厚く覆って海は薄暗い。灰色の濃淡で描かれた風景画のようだ。

    艤装しているときに蒸し暑く、長袖化繊アンダーの上に半袖半ズボンという真夏仕様の航海服で海に出る。暑くもなく寒くもなくちょうどよかったが、1330、雨が降ってきたのでオイルスキン上下を羽織る。さすがに暑い。1400、風がほとんどなくなってますます暑くなった。えええい、脱いじゃおうか、と思ったとたんに、南風がドンと吹いて、あっという間に白波に囲まれた。

    ヒーブツーでメインセイルをワンポイントリーフする。西から来る波と南西から来る波が重なって三角波が至るところにたつ。甲板を波が洗い、時折、太い波を頭から被る。オイルスキンをたまたま着ていてよかった。

    1500、南西ブイから反転。右舷開きのクオーターリーで走る。見掛けの風が収まって穏やかな帆走になるが、南から押し寄せる波が船底をくぐるたびに、激しくローリングする。

    1600、MMF沖に到達。セイルを降ろしフェンダーと係船索をセットして、1620、帰港。南風が強かったので、最終アプローチまでスクリューを回す。着岸直前に後進いっぱい。いつものようにミジップを桟橋のクリートに掛けてひと安心していたら、南の風に左舷船首が押されてどんどん流れていった、いかーん。左舷のトゥーレールを掴んでなんとか引き寄せる。ミジップをもやったら、すぐに風上側ももやうこと。

    風が強いのでコックピットでセイルを畳む。解装を終えてデッキでひと休み。1730、下船。管理棟前で「SnowLight」の船長から車で送りましょうと声をかけていただいた。ジムニーで三崎口まで送ってもらう。とても助かりました。ありがとうございます。ジムニー、いいなー。

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