阿武隈 twitter版

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    アンカーチェーンを増やす

    8月24日 日曜 雨

    1200、自宅出発。この週末も雨が降った。モトラで2週連続の雨天走行。涼しくてカッパを着て走るとちょうどいい。

    1430、上船。巡航の槍付け係船に備えてアンカーをチェックする。アンカーとチェーンをつなぐシャックルがだいぶさびてきた。念のため新しいシャックルに交換する。長年付けたままのさび付いたシャックルは塩で固まってなかなか回らなかったが、スタンチューブ用のパイプレンチを使ってなんとか外せた。いままで、8ミリ亜鉛チェーンを4メートルつなげていたが、アンカーの利きを増すため4メートルのチェーンを継ぎ足す。

    アンカーケーブルもコイルしなおす。伊豆諸島の巡航ではアンカーを連日使うこともある。しかし、出港するたびにアンカーケーブルをきれいにコイルして収納するのは難しい。せめて、レッコのときにケーブルが絡まないように収納できるようにしておきたい。

    ティラーのがたつきを直す。舵柄を取り外して以前取り付けたゴムシートをみると、ほとんどはがれていた。ゴムシートとそれを接着する両面テープが厚すぎて、舵柄を上下に動かしているうちにはがれてしまったようだ。今回は、両面テープの接着面保護シートを付けたまま、舵頭に張り付けて、その上から舵柄をかぶせた。これでがたつきはなくなったが、やはり、舵柄を上下に動かすのは難しい。

    オートパイロットの修理が巡航までに間に合わないときのために、舵を固定するロープを用意しておく(以前、ショックコードを使ったことがあったがふらついて針路を維持できないので、ロープを使うことにした)。あまっている細身の係船索を2つに切断して端処理をしておく。両舷のトウレールからロープをとり、ともにローリングヒッチで輪を作って長さを調整できるようにする。これならウェザーヘルムにも対応できる。

    1700、下船。オートパイロットをショップに持っていくが、きょうも休みだった。そのまま、雨の中、オートパイロットを家まで持って帰る。

    オートパイロットを修理に出せなかった

    8月17日 日曜 曇り時々晴れ。北東の風10メートル(剣埼灯台観測値)

    1200自宅出発。雨が予想されていたので雨天走行の服装でモトラを駆る。暑くてどうしようと思ったら思いのほか涼しかった。台風11号が秋を連れてきたか。

    1430MMF到着。ツバメの巣にヒナが顔を並べていた。阿武隈に乗船。スパゲティをゆでる。ゆで上がる間にエンジンを動かしてスクリューを回す。スパゲティの味付けにインスタント味噌汁のダシ入り味噌をからめてみた。味がちょっと強いかな。

    食器を片付けてオートパイロットを修理に出すべくショップに向かう、が、お盆休みだった。がっくり。そのまま、船に帰ってきた。疲れてフォクスルで風に吹かれながら昼寝。風が涼しい。1700、下船。帰りは雨に降られながらモトラで走る。

    波浮港(2008年7月5日寄港)

    注意:ここで紹介するのは2008年7月5日から同6日時点における情報です。実際の寄港にあたっては、現地で情報を入手して、その指示に従ってください。


     波浮港は(伊豆)大島の南東端に位置する港です。プレジャーボートが大島を利用するとき、多くの場合波浮港に入港します。
     海図W51「伊豆諸島」、W1066「大島」、電子海図「JP34NC9C」、PEC「東京湾とその付近」に波浮港が記載されています。W51とJP34NC9Cでは海岸線や岸壁の描画精度は高くありませんが、PECでは細かく線が描かれています(W1066「大島」は所有していないので分かりません)。

     港内や周辺の詳細は「プレジャーボート・小型船用 港湾案内 南方諸島(伊豆諸島・小笠原諸島)」や舵社が発行している「ハーバーガイドブック第1集 三浦半島・伊豆諸島編」に紹介されています(Webで「プレジャーボート・小型船用 港湾案内 南方諸島(伊豆諸島・小笠原諸島)」を参照する方法はこちらを参照)。2008年7月5日の時点では、東側外防波堤の外側(南東側)に防波堤らしきものが建設されています。その筐体の南西端(港口中央側)にYtらしき灯標が確認できます(灯質は不明)。その周りには柵代わりのブイが浮かべてあります。



    波浮港入り口(2005年2月13日0740撮影)。右に見えるのは竜王埼灯台。画像の左寄り奥に見える白い建物のあたりに、夜間に赤く光る2連の導標が設置されている


    波浮港東側外防波堤(竜王埼側)の外側に建設中の防波堤。2008年7月6日撮影

     プレジャーボートは、入港して湾の北奥にある岸壁に係留します。槍付けが基本とされています。なお、この岸壁は、水産高校の実習船が係留されてプレジャーボートが利用できないときがしばしばあります。その場所が満杯のときは、湾の東側微南にある漁協建物の左脇(北側)にある岸壁に泊めることになります。ここは、地元の漁師から「アンカーを入れるな」と言われていますので、横付けが基本となります。ただ、2008年の8月に行われたTokyo's Cupで波浮港に係留しているヨットを撮影している画像では、この場所でも槍付けをしているのが確認されました。

     入港して左側(西側)すぐに、最近船溜まりができました。プレジャーボードも係留できるそうですが「阿武隈」はまだ利用したことがないので状況が分かりません。利用したパワーボートの船長は「うねりが入ってくる」と自分のブログで報告しています。



    波浮港北側のプレジャーボート用岸壁。5隻のパワーボートと1隻のセールボートが横付けしているが、槍付けが基本とされている。2008年7月5日撮影


    プレジャーボート係留岸壁から東側にある地元漁船の係留岸壁を見る。2008年7月5日撮影


    同じ場所から南側につながる漁協脇岸壁(黄色の本船が係留している)と漁港前岸壁を見る。「阿武隈」が漁協前岸壁の西端(鉄砲場鼻)に係留しているのが見える。漁協脇岸壁はプレジャーボートが係留できる場所だが、このように本船が使用して使えない場合もある。横付けが基本。漁協前岸壁中央は地元大型漁船が帰ってくるので係留できない。2008年7月5日撮影


    新しく設けられた西側船溜まり。黒磯の北側、明神鼻の南側と思われるが、正確な場所は未測定。2008年7月6日撮影


    (ここで掲載した情報は参考資料であって、航海の安全を保障するものではありません。各自が入港する場合は正式な海図に基づいて操船してください。この情報を基に事故や損失が発生しても当方は一切の責任を負いません)

    モトラのリアブレーキが不調だった理由

     雨天走行中にモトラのリアブレーキが戻らなくなる症状が出た、その原因を探ろうとリアホイールのあたりから検分する。リアホイールから伸びるブレーキロッドに引っかかりはない。その先のブレーキランプロッドもOK。ブレーキペダルを手で押し込んでもスムーズに動く。リアブレーキ系統に異常はない。

     おっかしーなー、とプレーキペダルをグイグイ押し込んでいたらペダルが重くなった。症状が再現したっ!とよくよく見たらマフラーのパイプが接触している。あれー、取り付けのとき干渉しないのは確認していたはずなのに。だが、ペダルをグイグイ押し込むと、マフラーがフラフラと動くじゃないか。

     なんだぁー。マフラーをエンジンの取り付け部から目で追ってみると、うほー、マフラーを本体に固定しているステーのボルトがなくなっているー。なんと、マフラーは固定されずにブレーキペダルに「乗っかった」状態で走っていたわけだ。よく脱落しなかったなー、よく折れなかったなー。なくなったボルトをしめて一件落着。

    南西ブイをぐるりと帆走する

    8月3日 日曜 晴れ 南の風 風力5(阿武隈独自基準

     1130自宅出発 1230MMF到着、「阿武隈」に上船したら、ちょうどYBMからきた「Princess Bay」がMMFに入港するところだった。船長に挨拶する。

     「阿武隈」は1330に出港。ジブとワンポイントリーフのメインの組み合わせでセールを揚げる。舳先を南西ブイに向ける。風は強いが波に阻まれて速度がでない。舵柄の遊びがまた多くなってきた。要修理。


    けっこう、波に翻弄されました



    「阿武隈」では珍しい夏の帆走シーン

     波に翻弄される甲板でソーセージとゼリーを食べる。航海中にご飯パックを温めて缶詰かレトルトをかけようと思っていたが、外洋における船上生活の技能はその域に達せず。

     1500、南西ブイに到達。ぐるりと回ってMMFに引き返す。帰路、オートパイロットが故障。オートモードで針路の変化にボディ内部の駆動部が反応するがロッドが動かず。ギアが破損したか。購入したばかりなのに。


    南西ブイは「どんぶらこ」とゆれていた

     1600、安房埼灯台東海域に到達。ジャイブジャイブの繰り返しで港の入り口まで進み、そこからクローズホールドでギリギリ風にむかって進みながら、ジブを降ろし係船索をセットする。

     1700帰港。「Princess Bay」が夕暮れの海に出港していった。「阿武隈」は解装してひと休みして1830に下船。蚊取り線香を補充。船内着ズボンをデポ。スワブ用の古下着は被服バッグにとりあえずしまう。来週は東北へ行くので「阿武隈」には来ない。



    日没は1844。また再来週

    X02HTからMMSで送稿試験

    携帯電話からBloggerへ送稿してみました。巡航のときに港の混み具合がリアルタイムでリポートできるかもしれません。Gmailでは画像の添付ができませんでした。この送稿はMMSで行っています。

    激しい頭痛で療養する

    7月27日 日曜 晴れ

     前日、「ふんっ」と気張ったとたんに猛烈な痛みが頭全体に生じた。しばらくすると痛みは収まったが頭の中に重く残った。その後も、力を入れたり走ったりと体に負担をかけるたびにずんと痛む。これは、ちょっと深刻な状況ではないのか。ひょっとしたらくも膜下出血の前兆か。

     さすがに怖くなって、脳神経外科に生まれて初めていった。症状を聞いた医師もあわててCTスキャンをオーダーしてくれた。しかし、頭部の断層画像に異常は見られなかった。結局、頭痛の原因は不明のままだ。しかし、いまも頭痛は続いている。こまったこまった。

     病院に行くため、モトラで走っていたらスピード違反で捕まる。原動機つき自転車の法定制限速度が30キロのところ、モトラは46キロで走行。16キロオーバーで7000円の罰金。頭が痛い。