阿武隈 twitter版

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    PC版“帆走”ナビソフトとPDA版ナビソフトを試す

    4月20日 日曜 曇りのち晴れ 北北東の風9メートル(剣崎灯台観測値)

    1300、自宅出発。時間が遅くなって行くか行かぬか迷ったが、キャビンでコーヒーを一杯飲んだだけで帰ってくるつもりで出かけた。

    1540、MMF着。バイクの通年駐輪パスの代金1万500円を支払う。

     MMFに着いたら風がだいぶ落ちていた。先日ダウンロードしたPC版“帆走”用ナビゲーションソフトとPDA版航海用ナビゲーションソフトを検証するため機走で出港、1600。

     PDAナビソフトはX02HT(Windows Mobile 6.0 Standard)にインストールしてBluetooth GPSと接続する。速度、針路、などなど、ハンディGPSと同程度の情報を表示できる。Standard版で価格は59.95ドル。詳細は後日。





     PC版“帆走”ナビの帆走用データは風向風力計のデジタルデータの入力がないと使えないが、それでも、マウスで完結する操作性や大きく表示される情報の視認性など、使い勝手はよさそうだ。AISとAPRAに対応して購入価格は399ドル。こちらも詳細は後日。





     安房埼灯台東海域から三崎港に入る。出港したときは曇っていたが、このころから晴れてきた。夕日に照らされた北条湾をぐるりと巡る。1700、帰港。1820、下船。 三崎の農道をモトラで走っていたら、月齢14.0の月が昇ってきた。



    船で昼飯作って昼寝する

    4月13日 曇り 北北東の風8~10メートル(剣崎灯台観測値)

    前回「阿武隈」に来たのが3月2日。それから船に行く時間が作れなかった。
    1カ月以上動かさなかったモトラだが、3~4回軽くキックしてから、「フンッ」とキックすると、エンジンがなんなく始動した。

    1430、MMF到着。
    ハーバーマスターに2008年度の駐車パスをもらう。
    宮川湾の奥まった入り江に赤潮が出ていた




     MMFができる前、ここは釣り人やカヌーのゲレンデだったと聞いている。彼らのWebページを見ると、MMFができるときに反対の声が上がったらしい。

     その多くは、駐車の便が悪くなったり船を下ろすのに港が使えなくなったという、MMFとは関係ない規制強化による利便性の悪化に起因するものだったが、ゲレンデが自由に使えなくなることや、きれいな入り江がどうなるのかという地元の不安もあった。

     船を泊めている浮き桟橋のあたりは冬になると底まで見えてとてもきれいだが、湾の奥にある入り江でちょっと海に入ったりすると、海水とは別の「ぬるぬる」した感じがする。

     夏になると少年たちが岸辺からちょっと泳いで桟橋に上がってきたりすることもあるが、それをよく思っていないMMFのメンバーも少なからずいる。船に何かあったら困るというメンバーの不安も分かるし、「ここは自分たちの遊び場だった」という少年たちの気持ちも分からないではない。

     地元の人に「あってよかった」と思ってもらえるようなMMFであってほしいし、MMFができる前からここの海で遊んでいたカヌーや釣り人とも楽しくやっていければと思う。そのために、MMFのメンバーは何ができるだろうか。地元の人たちに「あってよかった」と思われていない現実を私は認識しておかなければならない。

     上船して遅い昼飯をつくる。ワンパターンの「鶏肉とたまねぎスライスの雑炊」だが、今回は塩コショウの代わりに醤油を“ひとかけ”して一晩ねかせた。船の外では風がリギンを鳴らしているが、キャビンではなべが「ぐつぐつ」と音を立てている。



     腹がいっぱいになったところで、ころがって本を読むつもりが、やはり寝てしまった。ロッカーの片付けとかオートパイロットのカバー作成とかやることはいろいろあったけれど、きょうは「飯食って寝る」だけ。1800、下船。