阿武隈 twitter版

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    波浮港(2008年7月5日寄港)

    注意:ここで紹介するのは2008年7月5日から同6日時点における情報です。実際の寄港にあたっては、現地で情報を入手して、その指示に従ってください。


     波浮港は(伊豆)大島の南東端に位置する港です。プレジャーボートが大島を利用するとき、多くの場合波浮港に入港します。
     海図W51「伊豆諸島」、W1066「大島」、電子海図「JP34NC9C」、PEC「東京湾とその付近」に波浮港が記載されています。W51とJP34NC9Cでは海岸線や岸壁の描画精度は高くありませんが、PECでは細かく線が描かれています(W1066「大島」は所有していないので分かりません)。

     港内や周辺の詳細は「プレジャーボート・小型船用 港湾案内 南方諸島(伊豆諸島・小笠原諸島)」や舵社が発行している「ハーバーガイドブック第1集 三浦半島・伊豆諸島編」に紹介されています(Webで「プレジャーボート・小型船用 港湾案内 南方諸島(伊豆諸島・小笠原諸島)」を参照する方法はこちらを参照)。2008年7月5日の時点では、東側外防波堤の外側(南東側)に防波堤らしきものが建設されています。その筐体の南西端(港口中央側)にYtらしき灯標が確認できます(灯質は不明)。その周りには柵代わりのブイが浮かべてあります。



    波浮港入り口(2005年2月13日0740撮影)。右に見えるのは竜王埼灯台。画像の左寄り奥に見える白い建物のあたりに、夜間に赤く光る2連の導標が設置されている


    波浮港東側外防波堤(竜王埼側)の外側に建設中の防波堤。2008年7月6日撮影

     プレジャーボートは、入港して湾の北奥にある岸壁に係留します。槍付けが基本とされています。なお、この岸壁は、水産高校の実習船が係留されてプレジャーボートが利用できないときがしばしばあります。その場所が満杯のときは、湾の東側微南にある漁協建物の左脇(北側)にある岸壁に泊めることになります。ここは、地元の漁師から「アンカーを入れるな」と言われていますので、横付けが基本となります。ただ、2008年の8月に行われたTokyo's Cupで波浮港に係留しているヨットを撮影している画像では、この場所でも槍付けをしているのが確認されました。

     入港して左側(西側)すぐに、最近船溜まりができました。プレジャーボードも係留できるそうですが「阿武隈」はまだ利用したことがないので状況が分かりません。利用したパワーボートの船長は「うねりが入ってくる」と自分のブログで報告しています。



    波浮港北側のプレジャーボート用岸壁。5隻のパワーボートと1隻のセールボートが横付けしているが、槍付けが基本とされている。2008年7月5日撮影


    プレジャーボート係留岸壁から東側にある地元漁船の係留岸壁を見る。2008年7月5日撮影


    同じ場所から南側につながる漁協脇岸壁(黄色の本船が係留している)と漁港前岸壁を見る。「阿武隈」が漁協前岸壁の西端(鉄砲場鼻)に係留しているのが見える。漁協脇岸壁はプレジャーボートが係留できる場所だが、このように本船が使用して使えない場合もある。横付けが基本。漁協前岸壁中央は地元大型漁船が帰ってくるので係留できない。2008年7月5日撮影


    新しく設けられた西側船溜まり。黒磯の北側、明神鼻の南側と思われるが、正確な場所は未測定。2008年7月6日撮影


    (ここで掲載した情報は参考資料であって、航海の安全を保障するものではありません。各自が入港する場合は正式な海図に基づいて操船してください。この情報を基に事故や損失が発生しても当方は一切の責任を負いません)

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