港で昼飯を2人前食べて昼寝する
4月22日 日曜 南の風17メートル(剣崎灯台観測値)
1030出発。風であおられてモトラがふらつき走りにくい。1220MMF着。珍しく「本日出港禁止」の札がかかっていた。ハーバーマスターに聞くと、午前中は十数人いたけれど昼前にみんな帰ったとのこと。
MMF港口の状況。南から15メートル超える風が吹いている
1230上船。スパゲティーを2束茹でて、コーンビーフとコーン缶詰であえて食べる。満腹。船でスパゲティーを茹でるときは、<ソレイユルボン>の狭いシンクでも洗いやすいように小さな鍋を使う。なので、麺は半分に折って鍋に入れる。鍋の水も、節約と船の動揺でこぼれるのを防ぐため、鍋に3分の1程度しか入れない。「おいしいスパゲティーの茹でかた」の対極だ。
「阿武隈」スパゲティーは半分に折った短い麺を少ない水で茹でる。きょうはコンビーフとコーンを添えた。器は2つあるが一人で全部食べた
食べ終わったらすぐに洗いモノを片付ける。出港しなくとも、始動が思わしくない機関の整備や取れてしまったテルテールをジブに貼り付けるとかいろいろとやらなければならないことはあるのだが、きょうはクオーターバースに寝転がって本を読む、つもりが寝てしまった。
風が強いとき、出港するかしないか迷う。
伊豆諸島を巡航するとき、15メートルを超える風でも帆走できる技能と出港できる自信がほしい(自分の中での基準であるが)。強風でも適切なセールエリアに調整すれば危険でないと思うし、「阿武隈」は15メートル超の風で伊豆諸島海域を30時間帆走した経験もある。乗りこなせるだけのスキルはある、と思う。
しかし、狭い港で自分の意思に反して船が流される入出港時の操船や激しく動揺する甲板でセールを上げ下げするときに体験した「恐怖」を思い出すと、船を出すのが怖くなる。その一方で、ほかのヨットが海に出ているのを見ると、自分も出港できたのではないか、ただ臆しただけなのではないか、と自責したりもする。
そうはいっても、こういう風の音はいやだ
1700下船。風はますます強くなって、MICSでは剣崎灯台風速20メートルを報じていた。
2 件のコメント:
いやー、そうは言っても
15メートル越の出航は
無謀ってもんではないですかねー。
そうなのよ。
風の音とか
うちよせる波を見たりすると
おっかないんだよねー。
だから、港でじっとしています。
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