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    スピードメーターギアをムリヤリ直す

     先日、異音が出ているフロントタイヤのスピードメーターケーブルをグリグリとねじ込んだ。異音は収まったが、今度はスピードメーターの動きが怪しくなってきた。メーターの針が動いたり動かなかったり。オドメータも実際の移動距離より少ない値を示している。

     ということで、スピードメーターギアをチェックするべく、フロントタイヤを外して、ギアが組み込まれているフロントブレーキパネルの奥をのぞいてみると。

    「どわわわわわわわぁぁぁぁぁぁ」

     銀色のスラッジで満ち満ちている。何が削れてしまったのか。スピードメーターギアを取り出してみると、ホイールに食い込むツメの部分が短い。たしか、もう少し長さがあったはず。しかも、スピードギアのリングがツメの位置でひしゃげて潰れている。このツメがタイヤと一緒に回転するホイールの穴に差し込まれてギアが一緒に回転し、その動きを歯車を介してスピードメータケーブルに伝達。それによってスピードメーター針とオドメータが動作する。タイヤの回転を伝達する「穴」にツメが正しく差し込まれていなかったために、スピードメーターが正常に動作しなかったようだ。


    取り外したフロントタイヤと分解したブレーキパネル


    スピードメーターケーブルのリングがツメのところでめり込んでいる

     ツメの部分でめり込んでいるスピードメーターギアのリングをペンチで持ち上げて修復してホイールを組み立てる。タイヤを組み込んでケーブルを接続する前に、ホイールとタイヤの状態で地面を転がし、スピードメータケーブルに回転を伝達する「ピン」が動いていることを確認する。


    ベンチでめり込んだ部分を持ち上げて修復

     フロントフォークにホイールとタイヤを組み込んで、ブレーキケーブル、そしてスピードメーターケーブルをくみ上げて作業終了。 ついでに、スピードメーターケーブルのバルブを取り替える。

     スピードメーターケーブルの組み込みでは、先端の凹状金具が深く入るまでケーブルを回転させること。



    作業が終わったときは暗くなっていた。作業時間は2時間弱

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