阿武隈 twitter版

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    モトラを購入してちょうど1年

    2006年のきょう、私はモトラを購入した。正しくは「落札」した。

    「車体」カテゴリーでは競争が激しいモトラだが、たまたま「パーツ」カテゴリーに“パーツ取り用”として丸々1台出品されていた。外見はサビサビでよれよれだがエンジンはきれいだった。「阿武隈」の初代、そして今の二代目を扱ってきて「エンジンがきれいな乗り物は大丈夫」という信念を持っていたので、(それでも迷いに迷って)入札してしまった。

     競争が激しくなりそうなオークションでは、入札終了直前の「実弾戦」で雌雄を決することが多い。しかし、そのときは入札終了日が米国出張で飛行機に乗っている時間と重なっていたので、ぎりぎりのぎりぎり、タキシングで飛行機が動き出す直前に携帯電話から入札した。それでも、終了寸前のバトルに参加できないので落札は無理だろうとタカをくくっていたが、それから12時間後、宿舎に着いて落札できたことを知った。ほかに入札した者はいなかった。

     それまで、バイクはおろか、車すら興味を持っていなかった人間が初めて購入したバイクが「パーツ取りとしてオークションに出品されていた旧式原付のモトラ」である。製造されてから25年も経っている。生産されたのは1982年のほぼ1年間だけで、生産台数は1万台に届かない。

     バイクを知る人は、私がどういうことになったか容易に想像できるだろう。


    オークションの商品説明で掲載されていたモトラ

    2 件のコメント:

    匿名 さんのコメント...

    うーむ、美しいバイクですな。

    匿名 さんのコメント...

    建築重機カラーなので、サビも程よく似合います。