阿武隈 twitter版

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    伊豆諸島巡航の後片付け

    9月14日 日曜 曇りのち晴れ 風弱く

     0830自宅出発。1030MMF到着。巡航の片付けを行う。帰港した日はどうしてもその日のうちに自宅にたどり着かなければならなかったので、甲板の上だけ整理して帰ってしまっていた。しぶきで濡れたままのセールは丸めてコックピットロッカーに放り込んでいた。キャビンはヒールで散乱したままで、特にフォクスルはすごいことになっている。

     どこから手をつけようか。エンジンルームとフォクスルに溜まったビルジの汲み上げから取りかかる。波を被る航海を長時間すると、いつもハッチから漏水してフォクスルにビルジがたまる。今回はドロドロした油のようなものが含まれていた。なんだこりゃ。フォクスルに収納していた使いかけのエンジンオイルがこぼれてしまったか。あわてて確認したがそういうことはなかった。なんだろう。原因はいまだ不明。

     塩に浸ったセイルを水洗いすべく管理棟前の岸壁に「阿武隈」を回す。三連休の中日で釣り人が連なっていたが、宮川湾に係留している漁船の船長が泊める釣り人を動かしてくれた。

     その船長が見ているなか、着岸すべく左舷斜めからやや深い角度で接近していたが、右に切った舵の角度が少なかったのと、後進のタイミングが遅れて、岸壁に「激突」した。その激しさは管理棟の窓から驚いた職員が顔を出し、見ていた船長が「ヘッタクソ」と叫んでしまうほどだった。私は顔を真っ赤にしながら「阿武隈」を後退させて、再度着岸する。

     コックピットロッカーからセールを引き出して前甲板で水洗いをする。洗ったセールは船の前後にラフを伸ばして干す。ついでにデッキも水洗い。おまけに清水タンクに補充。

     20リットルポリタンクのひとつに「コケ」らしき緑色のヌメリがあった。奥まったところで拭えない。とりあえず使用を中止する。購入して6年経つが初めて。設置する場所をフォックスルの窪みから日の当たるキャビンに変えたからか。清水用ポリタンクの設置場所をフォクスルに戻す。

     キャビンに散乱した諸々を整理してまるよしで昼食。その後、機走で三崎港の北条湾を巡る。警告音は鳴らない。北条湾に入ったら後続してきた1隻のセーリングクルーザーがそのままついてきた。係留する場所を探しているのだろうか。原則として北条湾にはプレジャーボートは係留できない。引き返して行き合うときに「奥に入ると座礁するから気を付けて」と声をかけたら「大丈夫」と返すとともに、係留してある漁船に横付けした。三崎港に伝がある船だったようだ。よけいなお世話をしてしまった。

     MMFに寄港後、予想進路を東に向け始めた台風13号対策のため、増しもやいをフォアとミジップにとり、ブームを厳重に固縛して下船。

    4 件のコメント:

    Unknown さんのコメント...

    今週末、台風が通過しそうですね。
    私は、明日夜、増しもやい、ブーム下げ、隣の船とロープをつなぐなど、荒天対策にYBMへ行く予定です。

    俊介

    匿名 さんのコメント...

    俊介さん、こんにちは。
    IIbです。
    思いたったときにすぐ船にいけるのが、都市型マリーナの強味ですね。
    でも、強風時の桟橋はくれぐれも気をつけてください。飛ばされて落水するケースもあると聞いています。
    阿武隈がYBMにいたとき、台風対策で船に駆けつけましたが、脱出のタイミングを逸して船の中で台風が過ぎ去るのを待っていたことがありました。

    匿名 さんのコメント...

    伊豆諸島巡航お疲れ様でした。

    最後は月夜に照らされた帰港で
    なんだか出来すぎのような、(^^)

    今日も仕事が遅くなりオリビアの
    台風対策に行かれませんでした。

    匿名 さんのコメント...

    セニョールさん、こんにちは。

    最終日の航海は、
    午前中は(私にとっては)荒天帆走、
    午後は快適帆走、
    夜は月見帆走、と
    フルコースで楽しめました。
    はっはっは。

    のちほど、“証拠”画像を記録に
    追加しておきますね。