船名「阿武隈」の由来
私が宮川湾に係留している
小型帆船(ソレイユルボン141番艇)の名前は
「阿武隈」(あぶくま)といいます。
これは西白河郡を源にして
福島県の中央を南から北に流れ
宮城県岩沼市を経て太平洋に注ぐ
一級河川の名前から採っています。
日本では、
ヨットやパワーボートに船名をつけるときの
ルールがとくにありません。
しかし、
小学生のころから船好きだった自分としては、
船の慣習に則って命名したいと思いました。
私が最初に所有した
ヤマハの「マイレディ」(全長25フィート)は
レジャーに使う船の中で
「セーリングクルーザー」
という種類に分けられます。
セーリングクルーザーには
いろいろなサイズの船がありますが、
自分の中では、
30フィート以上=大型艇
20フィート台=小型艇
と区分けしています。
クルーザー(Cruiser)=>巡洋艦
25フィート=>小型の巡洋艦と解釈することにして、
日本海軍の軽巡洋艦における命名規則に則って
「河川の名称」から船名を採ることになったわけです。
私は福島県の福島市生まれ郡山市育ちであります。
そういう「福島県中通り」の人間にとって
川といえば「阿武隈川」です。
こうして、
私は自分の船の名前を
「阿武隈」と定めました。
2000年3月のことです。
現在のソレイユルボンは
私にとって
2代めの「阿武隈」になります。
「阿武隈」という名前の船で有名なのは、
長良級軽巡洋艦として
1922年に竣工した「阿武隈」でしょう。
太平洋戦争では第1水雷戦隊旗艦として
真珠湾を攻撃した機動部隊に所属していました。
現在、
海上自衛隊に
護衛艦(DE)「あぶくま」(あぶくま級1番艦)が、
海上保安庁に
巡視船「あぶくま」(350トン型巡視船)が、
就役しています。
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