阿武隈 twitter版

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    式根島巡航(往路)



    8月23日 日曜 晴れ 北東の風 風力3 のち 南西の風 風力6(阿武隈独自基準)

    0330起床、0430出港。北西の風を受けてクォーターリーで帆走。0800、風弱く機帆走開始。5ノット後半から6ノットと思いのほかはかどる。エンジンを使うと計画通りに行くが、それでいいの? と複雑な気分。途中、イルカ3頭を見る。


    1400、鵜渡根右舷正横。前方に新島のシロママが見える。予定では鵜渡根と新島の水道を西に進んで若郷に入るつもりだったが、まだ14時。新島の西岸を進んでシロママを眺めてから野伏に入ろう。

    新島にかかる辺りから西の風が募ってきた。ジブを揚げると風が収まる。ジブを下ろすと風が募る。今度の風は収まらなかった。そればかりかどんどん上がってくる。どわー、最後の最後で面倒なことになった。ジブをあげてメインはワンポイントリーフ。早島を正横に見てタック。そのまま野伏沖まで進む。

    早島を交わしてしばらくは頭から波を被るようなコンディションだったが、新島と式根島の水道を進むうちに波も風も収まってきた。ジブを下ろしアンカーとバウのもやいをセットし、メインを下ろして野伏港に入る。

    前に入港したのは2003年のことで、そのときは港のテトラポットに槍着けした。今回もそのつもりで、アンカーを落とし、テトラに近づいていった。

    が、港のなかは強烈な南西の風が吹きまくり、阿武隈が流されてきれいな槍つけにできない。テトラポットに乗り移ってもやいを巻き付けようとしたが、こちらもどうにも動きがとれない。船に戻ってアンカーをいくら引いても阿武隈は風に流されて横を向いてしまう。これは困った。

    疲労困憊で途方にくれていると、地元の漁師さんが、南西の風が強いからテトラは無理、岸壁に泊めろと指示してくれた。給油用の岸壁だが明日の朝にシフトするなら泊めていいとのこと。ありがたく使わせていただく。

    2003年に入港したときはテトラに槍付けしてテンダーで上陸した。この経験が自分にとってひとつの自信になっていたのだが、今回の失態は、(大袈裟のようだが)その自信の根拠が失われたというが、なんというか、とにかく「がっくり」とくる出来事だった。

    テトラに乗り移るときに右肩を痛めた。力が入らない。湿布を張る。明日の朝は0500にシフトする可能性があるので起床は0400。2100、消灯。

    2 件のコメント:

    たまちゃん さんのコメント...

    ご苦労様です。
    お疲れ様でした。

    私も随分式根島にはご無沙汰していますので、うらやましい限り。

    肩の具合はいかがですか?
    無理なさらず、ご安航を!

    匿名 さんのコメント...

    たまちゃん、こんにちは。IIbです。
    私も式根島は6年ぶりです。好きな島なのに、タイミングが合わないとなかなか来れないものですね。

    肩、実は、結構深刻。しかし、何がどうなっても自分で動かさないと阿武隈で帰れないんですよねー。まいったまいった。