阿武隈 twitter版

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    無風の港で船を乾かす

    8月9日 晴れのち曇り、一時豪雨。風弱く

    1000、三浦海岸駅着。岬巡りのバスが出るまで駅前の喫茶店で時間を潰す。先日友人と初めて入って店内の雰囲気が好きになった。

    1130、MMF到着。風がない。風車もまったく動かない。1週間かけて三宅島、神津島、大島を巡ってきた「OFF」と「SnowLight」がまもなく帰港するとハーバーマスターに聞く。

     風がないので出港はせず、湿ったクッションや寝袋、オイルスキンを干す。ボンクのふたを開けて中も乾かす。日差しが強いので天幕を張りたいところだが、虫干しを優先して我慢。並べ終わったところでまるよしで昼食。船に戻り、海辺で遊ぶ人たちの歓声を聞きながらうたた寝。

     昼過ぎに、まず「SnowLight」が、やや遅れて「OFF」が帰港した。三宅島で5日間停滞したという。それだけを聞くと、うらやましく思うが、当事者は「いつになったら海況が安定して出港できるのかが分からない」という、先が見えない不安を感じたそうだ。2隻の船長は、どちらも黒く焼け、体は痩せ、髭は伸び、凄みのある風貌になって戻ってきた。

     1600、虫干ししていたクッションに寝袋、オイルスキンを収納する。熱中症になったのか胸が苦しい。清水タンクの水を沸かして紅茶を飲んでも足りず、食料庫にあった蜜柑缶を開ける。

     1700、下船。港内放送で台風が発生したことを知る。雑索でブームを固定する。宮川町のバス停で待っていたら、Princess Bay IIの船長に車で三浦海岸駅まで送ってもらえた。ありがとうございます。とても助かりました。車の中で、Princess Bay IIはブームを下ろして甲板に固定したと聞く。しまった、「阿武隈」もそうすべきだった。いまごろ気付いても間に合わず。

     送ってもらって浮いたバス賃で、またまた喫茶店でコーヒーを飲む。ぐぇ、ちょっと飲みすぎたかな?

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