阿武隈 twitter版

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    伊豆諸島における携帯電話のエリア

    auを切ってもmovaを残していたのは、洋上や伊豆諸島において最もカバレッジが広いと考えていたからだ。しかし、2009年の式根島巡航で洋上におけるFOMAの圏内エリアがmovaとほぼ同程度だったこともあって、FOMAとレイヤー2で接続するb-mobileの導入に伴ってmovaも整理することにした。

    ちなみに、「SBMのiPhoneをJBしてb-mobileに移行しても使えるエリア的に意味ないじゃん」という意見が多々あるようだが、少なくとも伊豆諸島を巡航するスキッパーにとって、神津島三浦漁港と新島若郷漁港で使えないSBMより使えるb-mobileSIMがはるかに便利だ。

    巡航先や巡航海域で携帯電話が使える使えないの判断は、キャリアが用意しているエリアマップより実際に使うことが確認されたユーザーの報告が確実だ。また、時間経過に伴う変動も激しいので、できるだけ最近の情報を把握するほうがいい。

    わけあって、「阿武隈」は、2008年巡航でMMFと波浮、若郷、神津島三浦間におけるmova、au、SBMのエリア検証を、2009年巡航でMMFと野伏間におけるmova、FOMA、au、SBMのエリア検証をそれぞれ実施している。

    mova、FOMA、SBMは全航程で圏内。auは三崎-大島間の一部で圏外。
    寄港地の検証では、mova、FOMAはすべての港で圏内。SBMは三浦、若郷で圏外。auは三浦、若郷、野伏で圏外。野伏のau圏外は、岸壁より低い船内という条件で。岸壁に上がると圏内。

    ちなみにmovaのみながら2005年にはMMFと三宅島間で検証を行い、新島三宅間の一部を除く全航程と坪田漁港、阿古漁港が圏内であることを確認している。

    auは大島以南の利島、新島、式根島の東岸沖でも圏外。伊豆諸島海域ではauが洋上でつながりにくい。G'zOneという名機があるだけに捨てがたいものがあったが、つながらなくては意味がないのでauを切った。こういうとき、キャリアと端末の組み合わせが自由に選べないのは不便極まりない。

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