阿武隈 twitter版

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    モトラのキャブレータを修理する。

    モトラのキャブレータからガソリンが漏れる。以前もこの症状が出ていて、そのときはパッキングをすべて交換して解決した。

    2年ちょっとで劣化するものなのかと疑問に思いながら、再度パッキングを取り寄せて修理にかかる。前回は燃料コック(モトラではキャブレータの一部に組み込まれている)から漏れていたが、今回はキャブレータを上下に分ける境目、パーツリストでいうところのキャブレータアセンブリとチャンバーアセンブリの合わせ目から盛大に漏れていた。

    キャブレータを車体から取り外してパッキングを交換する、いたって簡単な作業、と思えるがモトラのフレームは中途半端にキャブレータに干渉しているので、インマニに固定しているボルトのナットが容易に回せない。モトラの見た目に相反して整備性はあまりよろしくない。じわじわとナットを回してようやく取りはずせたが、今度はエアクリーナーのホースが固くて外せない。ええぃ、エアクリーナをフレームに固定しているボルトも外してエアクリーナーごとずるずるー、と取り出した。

    ホースを外し、チャンバーとキャブレータアセンブリを固定するネジを外して分解。パッキングを交換して再びチャンバーとキャブレータアセンブリをネジで固定する、っと、ありゃ、ネジが全然しまらないぞ。と、ネジをみるとネジ山に金属片がつまっている。あわわわ、ネジ切ってしまったー。キャブレータアセンブリに刻まれたネジを削ってしまったので、アセンブリそのものを交換しないといけない。ぐあー、大事になった。

    まったくもって偶然なことに、前回キャブレータからガソリン漏れが発生したときに交換用の中古のキャブレータを購入していた。先に述べたように、そのときはパッキングの交換で済んでしまったので、無駄金を使ってしまったと後悔したが、何が幸いするか分からない。パッキングを交換して組み上げ、フレームに取り付ける。

    従来のキャブレータはすこぶる調子がよく、アイドリングこそ回転数が低かったものの、高速までエンジンを快調に回せる混合比で燃料を燃焼室に送り込んでいた。今度のキャブレータはどうだろうか。エンジンをかけるとアイドリングの回転は高く安定している。あとはどこまで高速に回せるかだ。試走して確認したかったが時間切れ。チューニングは次週に持ち越すことになった。

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