予想以上に風が残った
11月8日 日曜 晴れ 北東の風 風力3から4
1000自宅出発。予想では午前まではいい風が吹いて、昼過ぎからぱたりと止んでしまうはずだ。ぐあー。もっと早く出るはずだったのに。
1145、MMF到着。管理棟でPB保険の保険証を受け取る。ううぅ、もう風が弱い。風車ものったりと回っている。出るかでないか。「船底を磨くだけでも出たほうがいいよ」というハーバーマスターのアドバイスで出港を決意。1215阿武隈上船。ヘッドセイルはジェノアを選択。振り返れば、出港するのは1カ月ぶりだ。
1300、出港。港を出ると風がそよそよと背後から吹いてくる。ええぃ、向きを変えずにそのままメインセイルを上げてしまえ。あ、上がった。ついでにヘッドセイルも上げてしまえ。あ、上がった。弱い風を左舷開きのクオーターリーで受けて、のったりと進む。定置網のブイを交わして東京湾に向かう。風はアビームになって船足が伸びる。来る途中で買った握り飯をペットボトルの茶で流し込む。
剣埼灯台を交わすと北東の風が上がってきた。ジブシートがクククッときしみ、阿武隈がぐぐんと傾いて船体をかき分ける波の音が大きくなった。3ノットだった速度が4ノットに、そして、5ノットまで上がる。予想に反して快適な帆走となった。
Twitterで航海記録を入力する。X02HTでPockeTwitQuickPostを起動し、風向風力、針路対地速度、天候をテキストで入力、GPSデータを添付して投稿する。撮影画像も添付したいが、X02HTの防水パックの背面が透明でないので不可能。投稿したツィートを見ればそのときの位置をGoogleMapで確認できるので、陸で待つ家族も安心できるかなと。ただ、やっぱり入力にある程度の時間がかかる。慣れていないせいかもしれないが、定型文を入れる機能がPockeTwitにあればなあ。
1430、本船航路と交差する前に反転。右舷開きのアビームで風を受ける。風はさらに募り、6ノットに達する。海面はフラットで実に快適。すでに高度を下げた太陽の光を受けて左舷の海面はきらきらと輝いている。仰ぐと巻き雲が空高くたなびいている。
セイルが橙色に染まる時分にMMF前に達する。もう少し帆走したい気持ちもあるが、帰港準備にはいる。ヘッドセイルを降ろしてメインセイルだけで帆走しながらフェンダーと係留索をセットする。エンジンをかけてメインセイルを降ろして1600、帰港。解装して1700下船。偶然にもSnowLightの船長と駐車場で会う。またまた、憧れのジムニーで駅まで送っていただいた。いつもいつも、本当にありがとうございます。
2 件のコメント:
初めまして。
動画見ました^^
阿武隈に乗せてもらってるイメージで
楽しいです。
penさん、はじめまして。IIbです。
動画のコメント、ありがとうございます。ああ、正直うれしいなあ。
今回は、たまたま海面がフラットだったのと、風のノイズが入らなかったので、海をかき分ける音がよく聞こえたのが幸いしました。
イメージだけじゃなく、実際にセイリングを楽しんでいただくのもよろしいかと。
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