豪雨強風なのに船検
10月26日 月曜 雨 北の風10メートル(剱埼灯台観測値)
夜半過ぎから風が上がってきた。空気を切り裂く音がしてしばらくすると唸るような音とともに風が「阿武隈」をぐわんと揺さぶる。
0500に目を覚ます。雨が甲板を勢いよく叩いている。これではキャビンから出られない。レトルトカレーとパックご飯で朝食。午前中はキャビンから出られず。薄暗くて本を読むのも辛い。X02HTで音楽を聴き、YouTubeの動画を見て過ごす。防滴タイプのBluetoothスピーカーは便利。「阿武隈」では航海中に音楽を聞かないが、デッキにおいて、電脳ナビゲーションのアラームを鳴らすのにも使えそうだ。
クォーターバースに、ライフジャケット定員分、紅炎、吊り下げ式の全周灯と紅灯×2、黒球×3、黒円錐、消火バケツを並べる(救命浮環も並べておけばよかった)。脈絡なく思い立って、ロッカーの整理を始めてしまう。案の定、収拾がつかなくなった。古くて使えないロープ、ショックコード、デッキシューズを処分する。
収拾つかない「阿武隈」にJCIの検査官がやってきた。備品と船検証、検査記録をチェック。それから救命胴着保管場所ステッカーと着用説明ステッカーの船内表示も確認する。船検証と検査手帳はお持ち帰りで週半ばに郵送するとのこと。着払いで500円程度。
プロパンガスの使用について質問を受ける。大分前にカセットガスに切り替えたと説明する。プロパンガス使用船は、ガスボンベからコンロまでの配管で漏れがないかチェックする必要ありとのこと。実際にはその場で検査するのではなく、取り扱い業者による検査を行ったことを証明する書類(もしくは検査記録紙など)の提出が求められるとのこと。事前に説明がないと対応できないのではないかな? 申込用紙についていた説明にはなかったはずだ。
1430、検査終了。検査官を見送るついでに管理棟に届いていた6本のフェンダーをピックアップして「阿武隈」にぶら下げる。収拾のつかないロッカーをなんとか整理する。スピンシート/アフターガイ、フォアガイをばらす。フォアガイはリーフ用ロープに転用する。
1630、小降りになったタイミングでMMFを脱出する。栄町からバスに乗って三崎口へ。いかーん、脱出するのに気をとられて、台風20号対策を忘れたぁー。
4 件のコメント:
>>救命胴着保管場所ステッカー
出港する前に、全員ライフジャケットを着けるので不要です。
…と言い切りました(笑)。
このステッカーも有料500円なんですよね。
サムシング田中さん、こんにちは。IIbです。
おお、たしかに。それは理屈に合っているぅー。
あ、ステッカーも指定のものがあるんですか。手書きじゃだめなんですね。
はじめまして。
>取り扱い業者による検査を行ったことを証明する書類(もしくは検査記録紙など)の提出が求められる
こんな事も必要なんですね。驚きました。なお更、船検の費用がかさみますね。将来、自分でCabin付きの舟が国内で持てるかどうか、どんどん不安になって来ました。(T_T)
Diさん、はじめまして。IIbです。
プロパンガスを備えない船ならば、書類は必要ありません。日本国内なら補充が簡単にできるカセットガスがやはり使いやすいですね。
係留費に船検や船底塗装の費用を加えても、キャビン付の船を持つランニングコストは、軽自動車とほぼ同じですよー。
大丈夫大丈夫。
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