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    モトラの中古エンジンを物色する

     だいぶ前の話になるが、抱きつきを起こしたモトラのエンジン修理について、お盆休み前にホンダウイングと相談した。そのとき、ガスケット、ピストンリングはショップで調達してもらい、ホンダで欠品となっているピストンとシリンダーはこちらで準備することになった。

     モトラのエンジンはカブファミリーなので、モンキーあたりからいくらでも流用できそうに考えていたが、どうも、そういうわけにはいかないとショップのスタッフは言っていた。Webでいろいろ調べて見たが、実際にモンキーのピストンをモトラに流用したというケーススタディが出てこない。ボアアップキットの適合を見る限り、12ボルト4.5psのモンキーRと共有できそうな感じだが、両者のピストンを画像で比較してみると、横長のモトラピストンに対して、モンキーRのピストンは、ほぼ正方の断面を持つように思えた。

     そういうわけで、オークションで純正のモトラエンジンを入手して、そこからピストンとシリンダーを取り出すことにする。オークションにはモトラのエンジン単体がいくつか出品されているが、上は4万円半ばから下は1万円半ばと幅がある。どれも「実働エンジン」となっているが、始動したあとアイドリングは安定しているのか、高回転は問題ないのか、ギアチェンジはスムーズなのかの説明がない。抱きついたエンジンでも始動するのは自分のモトラで分かっている。試しに、出品している業者に、ピストンとシリンダーは無傷なのか、過去に抱き付き歴があるのか聞いて見たところ「そこまで確認してない」という回答だった。

     こちらとしては、始動しなくても、アイドルが安定していなくても、クラッチがおかしくても、ピストンとシリンダーさえまともならそれでいいのだが、そういうことを確認して教えてくれる業者はいなかった。

     そういうわけで、最も安い2万円に設定されているいくつかのエンジンから「一番キレイにみえる」ものを落札することにした。


    2万円で落札したモトラのエンジンがやってきた。腰上げの解体整備は簡単な部類に入るとバイク整備の経験者はいうが、「初めてのバイクがモトラ」の私には触れてはならない聖域に等しい

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