阿武隈 twitter版

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    G'zOne Commandoで遊んだ

    港にこもる船内で、「G'zOne Commando」を試す。防水と耐衝撃性を備えて画面も明るいなど、ハードウェアだけで評価すると、小型帆船で使うのに最も適した小型情報端末だ。

    しかし、標準で用意するアプリは、これまでのG'zOneシリーズと同じ、格好だけを追求した「自然は都会にありて思うもの」という都会的なアウトドアユーザーを喜ばすだけの出来だ。アウトドアギアとしてのG'zOneの進化は、W42CAで止まっている。その後に出てきたものは「なんちゃってアウトドアギア」にすぎない、っと、たまたま猛烈に不機嫌な私は書き殴ってしまう。

    幸い、G'zOne CommandoはAndroidデバイスになったおかげで、自分でアプリを導入して「航海機器に特化したG'zOne」にカスタマイズできる。「阿武隈」にとって、日本で販売しているキャリアが伊豆諸島で一番使えないauというのが致命的だが、これも、デバイス側が無線LANに対応したおかげで「どうにでも」なる。

    というわけで、「NAVIONICS」「MarineTraffic」「BC Racer」「WindFinder」「Smart Compass」「携帯潮汐」 「Morse Decoder」 「Wyse PocketCloud RDP/VNC」などなどを導入したG'zOne Commandoは、最強のハンディナビゲーションギアになった。こうなると、もはや10万円超のプロッタ機能付き高機能GPSレシーバをあえて購入する理由を見いだすのは非常に難しい。

    「スマートフォンてなに? いままでの携帯電話で十分じゃない」という意見をよく聞くが、自分でアプリを導入することで携帯電話に標準で付属するアプリ以上の性能を可能できるのは、スマートフォンの強みだ。

    「iPhoneがあればほかのスマートフォンに存在意義はない」というユーザーも多いが、G'zOne Commandoのように、ある目的に特化したハードウェアを選択できる自由があるのは、Androidデバイスのアドバンテージだ(GoogleのMotorola買収でこの先どうなるか不透明になったが)。

    なお、eBayとかで海外から買い付けるとSIMロックフリーモデルが、この円高でなぁんと3万5000円! なんて話は、auの縛りつき一括7万円で購入する遵法意識が高い日本人に関係のない情報だったりする。

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