阿武隈 twitter版

    follow me on Twitter

    「阿武隈」に若い男女がやってきた

    5月1日 土曜 晴れ 南の風 風力5(阿武隈独自基準)

    珍しいことに「阿武隈」に若いゲストが来てくれることになった。仕事柄、朝早い集合は体に無理がかかるので、横浜集合1000。これでも「早い」時間だ。京急で三浦海岸へ。京急ストアで飲み物とつまみ類を調達してタクシーでMMFに移動する。

    1130、「阿武隈」上船。ウエルカムドリンクはドイツワイン。ゲストにデッキでくつろいでもらっている間に、ギャレーで昼食をつくる。メニューはワイン漬けの鶏肉をトマトと玉ねぎとにんにくで煮る簡単なもの。水の分量を間違えて味が薄くなってしまったー。煮えた鶏肉を皿に取り分け、煮汁にパックご飯を投入してリゾットにする。

    これは、普段つくる船内食と同じ。せっかくゲストが来たんだから、まるよしでおいしい料理を食べるとか、もっと手の込んだ物を用意するとか、というのがゲストを迎える常道かもしれない。でも、「阿武隈」では"船の生活"を楽しんでもらおうと思って、ゲストが来てもギャレーで作ったものを出している。

    食事が終わって一息ついたところで、出港の準備にかかる。女性ゲストに食器洗いをお願いし、男性ゲストと艤装する。手伝ってもらえたのでいつもより楽に作業が進んだ。

    1400、出港。港を出てジブとワンポイントリーフメインの組み合わせで帆走を始める。風が大分上がってきて波も高くなってきたが、セイルをあげてクローズリーチで走れば、横揺れせず船は安定する。小型のセイリングクルーザーが初めてというゲストも顔色変えることなく乗っている。とはいえ、緊張しているらしく、ビールを飲む余裕はないようだ。

    何度か波を避けそこなってコックピットに波が打ち込んだ。横波をまともに受けて思いっきりローリングしてゲストが転がってしまったこともあった。話に気をとられて海面の注意がおろそかになったタイミングだった。ごめん。

    東に進み剣埼灯台の南に達したところで反転。風波がきつくなってきたのでゲストが酔う前に「帰港する」と告げたが、「まだいける」との返事。うむむむ、ならばと、こちらも本気モードで城ヶ島南岸を帆走する。

    女性ゲストが持参して出港前に服用した液状酔い止めが効果を発揮しているらしい。錠剤の酔い止めは服用すると猛烈に眠くなるが、そういうこともないようだ。城ヶ島灯台が正横になったとき、男性ゲストが軽く酔ってきた。船を三崎港に向ける。その男性ゲストも液状酔い止めを服用したらすぐ回復した。

    ジブを降ろして三崎港に入港。港内でメインセイルも降ろし機走でうらりの岸壁と北条湾を巡る。そのまま1600、MMFに帰港した。解装も手伝ってもらって楽にできた。キャビンでしばしくつろいで、1800、下船。タクシーで三崎口に向かう。

    楽しかった(少なくとも私は)。もしよかったら、今度は泊まりがけで遊びに来てください。

    2 件のコメント:

    taku056 さんのコメント...

    私もリゾット頂きたいです〜

    匿名 さんのコメント...

    taku056さん、こんにちは。IIbです。
    どんぞどんぞ。原則、週末のいづれかは船に行きますので、ご都合いいときにお声掛けください。ちなみに、次の週末は土曜日に港へ行く予定。