阿武隈 twitter版

    follow me on Twitter

    機関室にビルジあり

    12月20日 日曜 快晴 南西の風15メートル(剱埼灯台観測値)

    1030、三崎口到着。バスで見た三浦半島西海域は白波多数。1100、MMF到着。管理棟で「Barbarian」のメンバーと肩ふり。ストームジブの効果を質問すると、きょうの風でもストームジブをあげれば安定して鼻唄歌いながら走れるとのこと。でも、揚げるまでが大変だから、一人で出ないほうがいいとクギを刺される。

    超微風のときは、大きなヘッドセイルの代わりにストームジブをあげると、するするするー、と走り出すという。ちょっとでも風を感じたら、すぐにジェネカーかジェノアにチェンジするのが肝要。これは面白い話だ。今度試してみよう。

    1130、「阿武隈」上船。機関室を見るとビルジがたまっている。きれいな海水だ。グランドパッキンから漏水か?しかし、シャフト部分の床面は完全に乾いていて塩の跡すらない。ビルジを汲み上げて、エンジンを回す。冷却水ポンプの回転軸カバーに空いた水抜き孔から漏水しているのを発見した。1GMでよく聞くトラブルだ。この解決はポンプ軸のシールドを交換すればいいという。そのシールドを交換するには以前なめてしまったボルトを外さなければならない。おおぉ、困った。

    とりあえず、ペットボトルとゴムシートを組み合わせてビルジ受けを作成した。エンジンを回してテストする。エンジンを高速運転させると漏水が止まる。エンジンを低速回転にすると漏水が始まり、エンジンを止めたあともしばらく続く。急造のビルジ受けはエンジンの振動を吸収して壊れることなくビルジを貯めてくれた。当面は、これでしのぐか。

    エンジンにけりがついたところで、先週忘れてしまった両色灯に取りかかる。以前、テスターで配線の導通を調べたら問題なかった。腐食したコードのせいだと思っていたのに原因が分からなくなった。きょうは、ソケットの端子部分をやすりで削ってみた。地金の色が出てきたところで電球を取り付けると点灯した。結局接触不良だった。ずいぶんと遠回りをしてしまったなあ。

    天気は快晴だが風が冷たく、そして強い。キャビンを閉め、ストーブを焚いて昼寝。しかし、ストーブのガスが切れてしまった。きょうはここまで。1630、下船。最後に機関室をのぞいたら、またビルジが溜まっていた。げげ、どこから漏れているんだろう。エンジン本体か船体か。原因つかめず。次に持ち越し。

    2 件のコメント:

    セニョール@オリビア さんのコメント...

    こんばんは。
    日曜日は晴れていたのに強風で出られず!
    PB-IIにお邪魔していて一生懸命メンテ
    されていたので声をお掛けしませんでした。

    日曜には俊介さん、TKさんたちと
    オリビアで船形に向かいます。

    ご一緒にいかがですか?

    匿名 さんのコメント...

    セニョールさん、こんにちは。IIbです。
    前回は窓越し、今回は水路をおいてついに対面。次回はいよいよ言葉を交わせるか?

    日曜日、お誘いありがとうございます。ただ、今回は、しばらく出港していない「阿武隈」で海に出ようと思います。

    またの機会にっ。