阿武隈 twitter版

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    台北のマリーナに行く

     6月2日からその週の土曜まで台湾の台北市に出張した。朝イチから夕方にかけて情報を収集してその日の夜から深夜にかけて日本に数本のリポートを送る。

     出張になるとどこに行ってもこういうスケジュールになるので、仕事場と宿舎以外に立ち寄ることができない。食事もテイクアウトのみ。それでも台北では毎年帰国する日の午前中だけ自由な時間が作れる。今年は淡水に行ってみた。検索サイト全盛の時代なのに、事前に何も調べないまま淡水の街を歩いた。





     店と人がぎゅうぎゅうに詰まった狭い路地を通りすぎて河に出ると遊覧船が停泊していた。往復百元で河口にある「漁人埠頭」まで行けるという。その船に乗って河を下った。10分程度で港につく。漁港と聞いていたが、漁船らしいのはほんのわずかで、岸壁に係留しているほとんどの船は遊覧船だ。向かいはコーストガード(海洋巡防総局)の本部とその専用岸壁になっている。







     港の奥にはマリーナらしきポンツーンがあるが、係留しているのはすべてパワーボートだ。港の中央には対岸に渡る橋が架けられている。この橋のせいで奥にあるマリーナにセールボートが入っていけないのだろうか。その港で見た唯一のセールボートは外来艇らしく、岸壁の遊覧船に横抱きしていた。岸壁は地元の船で満杯なので、外来のセールボートはすでに係留している船に“中国語”で交渉して横抱きすることになる。





     多くの人が港の橋を渡っていく。昼前にホテルをチェックアウトしなければならない私は、乗ってきた遊覧船でそのまま戻ることにした。滞在35分間。遊覧船は河の対岸にある港に寄港し、それから淡水の街に戻ってきた。

     制限時間ギリギリでチェックアウトして空港に向かい、1時間遅れの飛行機で日本に帰る。翌日の日曜は天気がすこぶるよろしかったが、休養で「阿武隈」に行けず。その翌週の16日もいい日和だったが、旧友に会うため沼津に行った。天文班の同期だった彼の結婚祝いに六分儀を贈る。


    例によって何も知らぬまま沼津を歩いて入った食べ物屋さんの店内。船つながりということで

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