油壺造船所に回航する
6月14日 日曜 曇り 風弱く
5月最後の日曜日に阿武隈に行った。日本を不在にする6月の第1週に、船底塗装を油壺造船所にお願いするので、船の鍵をMMFの管理棟に預けた。
しかし、天候不順で日程があと送りになったため、6月第二週の日曜に自分で回航する。最初、風が吹く土曜日に帆走を楽しみ、日曜の朝一番に油壺造船所に回航するつもりだったが、疲れがひどくて土曜は体が動かせなかった。もったいなかったなー。
1230、MMF到着。1300、出港。風がほとんどない。港を出てからしばらくは順調に進んでいたが、三崎港をぬけたらだんだんと船足が落ちていった。なんだ?
貝でスクリューが団子になっているなら出港したときから進まないはず。スクリューは海水をかき出している。スクリューに何かを絡めてしまったか。試しに後進をかけると回転数が上がらない。ああああ、これは絡めてしまったな。とりあえず、ゆっくりとだが前進してくれる。感覚としては2ノットそこそこか。
1430、ようやく油壺造船所についた。MMFから油壺の入り口まで1時間半もかかった。スタッフがテンダーでやってきて上船する。海中に沈めた船台に船を回すため操船をお願いする。スタッフは阿武隈を舳先から船台に近づけ、陸から渡した導索を手繰り寄せて阿武隈を船台に載せた。
阿武隈を載せた船台はワイヤーを繋げたウインチで陸に上っていく。途中、水面から上がってきた架台と船体の間にくさびを打ち込んで阿武隈を船台にガッチリ固定する。阿武隈はウインチに引かれてがたがたと陸に上がった。
かけられたはしごを降りて船底をみる。喫v水線に藻と貝が、舳先とキール前方、ラダvーのエッジに海綿状の付着物があった。2年ぶりの上架だったがシャフトのジングはまだ残っていた。スクリューは海草を巻き込んで団子になっていた。海草を切り落としてスクリューをみると、こちらも貝がついてでこぼこになっていた。船底とジングはまだ持ったかもしれないが、スクリューは限界だったようだ。
お願いする作業を確認して(船底塗装の手順は前回と同じ。スタンチューブのグランドパッキンを交換してもらう)、油壺造船所をあとにする。スタッフがバス停まで送りましょうといってくれたが、散歩もかねて歩く。土がむき出しのトンネル、諸磯ヨットクラブのクラブハウス、油壺泊地の景観を楽しむ。
2 件のコメント:
初めまして、こんにちは、ミクシの足跡から来ました。船橋のヨットマンこと、磯谷(いそや)と申します。
いや~2年間、上架していない・・で、
キールの汚れがこの程度なら”きれい”な
方ですよ。ただし、スクリューを見て唖然。
ですよね・・僕はこの1月まで横浜ベイサイドマリーナに10年間いましたが、その時は、1年に1回と決めていましたが、1年が限界でしたね・・・船橋には上架施設がなく、さて~これから船底塗装はどこでやるか・・・
磯谷さん、こんにちは。「阿武隈」のIIbです。ミルキーウェイの船長さんですよね。HPとブログ、見ています。2000年から少しの間、ミルキーウェイと同じ、YBMのB06番地に阿武隈を係留していました。「サコサン」の斜め前です。
週末はできるだけ動かすようにしているので、船底はなんとかなったようですが、スクリューはだめですね。ただ、こんな状態でも、4ノットぐらいで機走しちゃったりするんですよ。入出港ぐらいしかエンジン使わないから、いいかー、なんて考えていたり。
コメントを投稿